京都の紅葉ライトアップの名所はたくさんあるため、滞在日数が限られている観光客にとってどこに行けばいいのか、非常に悩みどころです。
ただ、幸か不幸かこの年は数年に一度の落葉の早さということで、ある程度絞ることができました。街ナカはまだ紅葉が持ちこたえているとの情報を聞き、京都駅からJR嵯峨野線で一駅の梅小路公園に。
実はそれほど期待していなかったのですが、10分後にはそんな自分を責めたくなるほど見事な光景を目にすることになるのでした。
ため息が出るほどキレイとは正にこのことですね。高台寺の水鏡にも相当感動しましたが、こちらも趣きは異なれど言葉を失う美しさです。
それに輪をかけて素晴らしいのが、初老のスタッフさん。SNS映えするスポットや撮り方を懇切丁寧に教えてくれたり、梅小路公園愛を熱く語ってくれました。
帰り際にはポストカードのお土産まで。京都人は冷たいと聞いたことがありますが、この方は真逆の位置にいる京都人だな。本当にありがとうございました。
ベタ褒めし過ぎるのも嘘くさく思われるので難点も少し書いておきます。
当然ですが水鏡は雨が降るとキレイに映りません。それと風の日にも弱いんだとか。そういうデリケートな夜景なので、行く前に天気予報を確認されることを強くおすすめします。
それと地図だと駅から直ぐの感じですが、夜だと駅周りが暗いのでちょっと迷います。あくまでちょっとですが。
梅小路公園の紅葉ライトアップの見学所要時間
公園自体はとても広いですが、ライトアップ時は散策範囲が朱雀の庭のみに限られていますので、見学時間は30分を見ておけば十分だと思います。少し遠目の場所にベンチがあるので、そこでまったりしたいなら+αの時間を考えておけばいいかと。
ベンチ周辺の様子です。額縁のようですね。
寒いのに結構な混み具合でした。
あと書き
これほどのポテンシャルを秘めているのにイマイチ梅小路公園が有名でないのは、公共施設ゆえ広告宣伝の予算があまりないからだそうです。そういえば街の掲示板でライトアップの告知を見た記憶がありません。
入園料400円を上げるのも気が引けるとのことで、皆さんの口コミが頼りとのことでした。はい、バッチリ紹介させていただいておりますよ。
紅葉ライトアップとスタッフさんのおもてなしに感動したこの日の夜でした。
梅小路公園(公式サイト>>こちら)
京都市下京区観喜寺町56-3
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